展望空間 of Mix CO.,LTD.

楽園的空間を目指して...『中庭に暮らす!』 建築設計事務所 Mix

PLAN
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Design Concept


この家は、お客様と一緒に土地を探す所から始まりました。
土地を見にいったその日は、お客様と一緒に5つか6つぐらいみて廻りました。
施主が決めたこの土地以外は、そこそこ広くまた、地形もよく高低差が無い平らな土地でしが、今一歩決断にいたりませんでした。
でも最後に見た土地は、場所柄町並みも非常に美しくまた、交通の便も良かったので、奥様が非常に気に入った所だったのですが、問題点としては、土地の敷地内の高低差が約3mあるという事でした。

もう少し詳しくこの敷地の条件をお話しますと南側6m道路で、北側に向かって約3m下がるという条件になっていました。
(南側に向かって3m下がっているのであればまだいいのですが!)
用途地域も第一種低層住居地域なので、北側斜線(高さ制限)がかかってきます。

でも、考え方を変えてこの土地を見ると
北側の風景は、眼下に町が広がっていて、非常に見晴らしがよく、視線を遮るものは何も無く、青い空と遠くに緑が見えるので、絶好のロケーションとなっていました。
少なくとも私には、そのように見えていたのです!
また私は、この土地を見た瞬間不思議な事に、この家のプランが頭の中にスーッと出来上がってしまったのです。
(普通は、あまり無い事ですが!)

金額的にもこの高低差があるおかげで、この場所にしては、非常に魅力的な値段だったのです。
お客様は、特に奥様が、この町並みや場所を気に入ったのを私は感じていましたが、『はたして、この土地に快適な住まいができるのか?』 という漠然とした不安を持っている事も確かでした。
そこで私はお客様に『ここなら間違いなくすばらしい家がたちますよ!』 と声をかけました。

私は、その土地の魅力を感じながら、先程頭に浮かんだプランをお客様に説明をしたところ、お客様は、早速この土地を買う決断を下し、家づくりがスタートしたのです!
この家は、敷地の形状から2階から家の中に入るという構造になります。

設計コンセプトは、2階は、視線が抜ける様に家の真ん中にストリップ階段を持ってくる事により、リビング・畳コーナー・ダイニング・キッチンが全て見渡せる様なワンルーム空間としました。
そうする事で、常に北側の視線が抜けているので、非常に空間的な広がりを感じると共に、北側の風景を楽しめる様にしました。
また、北側の光は、美術館などでも好まれる様に、東や西の光と違って、一日中安定した変化の少ない光なので、落ち着いた空間となります。

1階は、高低差を押える為の擁壁と建物の間にドライエリアをつくる事により、南側の光を取り入れる事や通風を確保する事が出来る様にしてあります。
家の中心につくった階段の横には、吹抜けをつける事で、屋上のペントハウスの窓から入ってくる光が、2階そして1階まで光を落とし込みますので、家の真ん中でも常に明るい空間になります。

お庭代わりの屋上は、木製の手摺に囲まれた全面バルコニーにしてありますので、
■夏は、デッキチェアーに寝そべって本を読みながら一日中ボーッとしたり・・・
■夜には、友達や家族を呼んでホームパーティーをしたり・・・
■星を見ながら、風呂上がりにビールをのんだり・・・
普段の生活をより楽しむ為の仕掛けとして多目的に使う事ができます。

以上のような事から、この土地の条件を最大限生かしたこの土地でなければ建たないどこにも無い家ができたと思います。
土地にさからう事なく土地の条件を最大限生かして設計するというのが、非常に大切だと言う事を改めて感じました。

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