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Design Concept
この住宅は駅に程近い場所にある閑静な住宅街に計画されました。
施主であるご主人様は仕事の都合上海外赴任が長くまた、計画から竣工までは、海外赴任中の中で月に一度戻ってきた時に打合わせをして後はE-mailでやり取りをするという中で建物の完成を迎えた物件でした。
この住宅の設計のポイントは作品の題名にある通り『光と風を感じる家』にする事がテーマとなっていました。
敷地はメインの道路から敷地延長という形の通路で奥まった所に位置しています。
そして敷地の南隣は1.8mらい高くなっていて、2階建ての建物が建っています。
東側には3階建ての建物、西側にも2階建ての建物が建っている囲まれた条件の敷地になっています。
そこで『施主は気候のいい海外での生活が長かった』『上記の様な敷地条件』を合わせて考えた末に私は『光と風を感じる家』というテーマで家を設計してみよう!と考えました。
最初に外観についてですが、メインの通りから敷地の延長という形で通路になっているので、なるべく家の顔となる前庭部分とアプローチ部分を『広く感じる!』ようにしたいとの思いから外観に『白い曲面の壁』を作る事にしました。
そして、『白い曲面の壁』をより強調させる為に、両脇は素材感を変えコンクリート打ち放しとすることにしました。
これによりシンプルでモダンな雰囲気の中にも『やわらかさ』が感じられる外観になったのでは!と思います。
次に両袖付き玄関ドアは両袖のガラスをあえて透明ガラスにする事により常に『光と風』を敏感に感じる事ができるのです。
玄関の横には『建物でかこまれた空が見える坪庭』をつくりそこに竹を植える事にしました。
(モダンな建物にはとっても竹が映えます!)
坪庭の竹は、玄関横からだけではなく階段室や2階の主寝室、和室、書斎からみえるような仕掛けになっています。
坪庭に面する部屋の窓はすべて透明ガラスにしてあるので、『風による竹の表情の変化』や『上部から差し込む光の変化』 を毎日感じる事ができるでしょう!
それはこの家にとってとても大切な空間なのです。
機能的なスペースというわけではないのですが、人の心の中の感性を刺激する空間なのです。
それを毎日感じる事が人生を豊にするのだと思います。
リビングの天井は4m*4m吹き抜けをつくり、南側の窓はたっぷりと光が入ってくるように大きな窓を取り、天井にはトップライトを2つ付けました。
南隣の敷地が1.8mらい上がっていると書きましたが、吹き抜け2階部分についている大きなはFIX窓と天井にトップライトが2つありますので、冬でもたっぷりと明るい光を落とすでしょう!
また、リビング1階の窓は4枚に折りたためる窓になっていますので、すべてオープンにすれば南側庭のテラコッタ風のタイルテラスとリビングとの一体感がでてより空間的な広がりを感じるでしょう!
『屋外で食事を楽しんだり』
『ちょっとしたパーティーをしたり』
『お茶をしながらのんびりとしたりと』
いろいろな使い方ができ楽しみがふえます。
そして、お子様が2人いるため『常に家族の気配が感じられる家』とのご要望も当初からありました。
その問題は、リビングにある大きな吹き抜けが、2階にあるプライベートな部屋へ行くための廊下に面して作ってあるため『常に家族の気配を感じる事ができるようになっている』ので、その問題もうまく解決できました。
洗面化粧台はガラスのカウンターに陶器製のボウルを埋込む事によ透明感とシンプルさをだしています。
1,2階のトイレ手洗いカウンターは白と黒をベースにシンプルにつくりました。
2階シャワー室は、全面100角の白いタイルを貼りシャワー水洗は輸入ものを使い、ガラスでしきることにより狭い空間を明るく開放的で、気持ちのよい空間に仕上げています。
やはり、水廻りは毎日使う所なので水洗金具やボウルにこだわるときっと使うのが楽しく、また、毎日の生活にうるおいを与えてくれるとおもいます。
最後にこの家の施主は、今回の家づくりを通して
『今までの自分の価値観や人生観を見直すことができました!』 っとおしゃっていました。
それは、家づくりを本当に楽しみまた、真剣に考えた人でなければ言えない事だと思います!
『自分にとって何が本当に大切で、何が本当に好きなのか?』家づくりをする人は誰しも考えているのかもしれません。
でも、それは家づくりをする上でとても大切な事で、『どれだけ真剣に考えられるか?どれだけ真剣に楽しめるか?』その思考の深さが出来上がる家に反映されるのではないかと思います。