特集1<初級編:初めての家づくり>
着工にあたり最初に行う祭事、それが『地鎮祭』
普段全くなじみのない『地鎮祭の具体的内容』について、わかりやすく解説。
プランが固まり、無事に工事会社と工事契約をしたら、いよいよ着工です。
そこで、着工にするにあたり、一般的に最初に行われるのが『地鎮祭』です。
※家づくりの<祭事>は、地鎮祭や上棟式がありますが、
一般的に地鎮祭は、98%くらいの方がやられますが、上棟式は、逆に98%くらいの方は、やりません。
ただ、ご商売をやられている方は、縁起をかついで、やる事があります。
でも『地鎮祭』については、一般の方は、普段は全く馴染みがありませんので、大抵、戸惑ってしまいます。
そこで、ここでは一般的に行われている『地鎮祭』の内容について書いてみたいと思います。
まず『地鎮祭』の意味ですが、
<土地には、幾多の霊が住みついている。>とされています。
その霊を鎮め、工事が事故無く安全に完成するよう、祈願する為に行われる儀式が『地鎮祭』です。
当然、工事を着工する前に行われ、通常は、吉日の午前中に行われます。
六曜の意味について。
日取りについて大安にこだわる方が多いようですが、大安以外でも問題ありません。
時間帯に関しては、潮が関係します。
・大安:全ての物事をとりおこなうのに良い日。午前9時から午後5時まで
・赤口:よろしくない日。正午のみ良い。
・先勝:午前は良い日。
・友引:良い日 正午が良くない。
・先負:午後良い。午後は大吉。先んずるのは良くない日。
・仏滅 :よろしくない日
そして、当日は、敷地のなかほどに祭壇を南向きに設け、お供物を供えます。
祭壇の横に、砂を盛り、周囲の四隅には斎竹を立て、しめ縄を張って地主神を迎えます。
そして、神主の祝詞奉上やお祓いの後、鍬入れや玉串が奉納されます。
地鎮祭の式次第は下記の通りです。
地鎮祭 式次第
一 修秡(しゅうばつ)
一 降神之儀(こうしんのぎ):地鎮祭をつかさどる神々をお招きする儀式。
一 献饌(けんせん):神前にお供えを献上する儀式。
一 祝詞奏上(のりとそうじょう):神職が神前に祝詞を奏上します。
一 清秡之儀(きよはらいのぎ):敷地四隅及び中央を祓い清めます。
一 鍬入之儀(くわいれのぎ):施主・設計者・施工者にて
一 玉串奉奠(たまぐしほうてん):工事の無事安全を祈って、神に捧げるものです。
最初に神職が行い、施主、親戚、工事関係者の順に行います。
一 撤饌(てっせん):お食事をお下げする儀式です。
一 昇神之儀(しょうしんのぎ):お招きした神々をお送りします。
神主さんによってまちまちですが、時間にしておおよそ30分〜40分程度です。
次に、地鎮祭の当日に<施主の方が準備する物>のとしては、下記の通りです。
施主の方が準備するお供え物。
<地鎮祭の祭壇> ※クリックで拡大地鎮祭の祭壇
1 米 1升位(2kg)
2 酒 一升清酒
3 海の物:鰹節2本、昆布2袋、スルメ3枚
4 山の物:大根1本、人参3本、きゅうり3本、ナス3本、キャベツまたは白菜1個、その他季節の物
5 果物:ミカン5個、りんご3個、バナナ1房等適当量
6 塩 一袋ぐらい
7 水 コップ1杯
その他、祭場用品として準備いただくものに、竹・砂etcありますが、施工会社が準備してくれます。
そして地鎮祭が無事に終わりましたら、初穂料・玉串料・御礼etcと書いた『熨斗(のし)袋』を神主さんに渡します。
『熨斗(のし)袋』の中に入れる金額については、一番知りたい内容だと思いますが、下記の通りです。
熨斗袋(のしぶくろ)。
A:初穂料・玉串料・御礼
B:氏名や会社名
熨斗袋に『初穂料』と施主の名前を書いて神主さんに渡します。(3万〜4万円)目安。
熨斗袋は、ポールペンや万年筆よりもできれば筆ペンなどで書かれたほうが良いでしょう。
以上が地鎮祭の概略になりますが、無事に何事も無く地鎮祭が終わりましたら、
そのまま、お客様・工事会社の担当者・設計者と一緒に、着工するにあたり、近隣へご挨拶にまわり、これで当日の祭事が終わります。
そして、いよいよ楽しい楽しい我が家の工事が本格的にスタートします!

